【2008年】常州納楽科思光学有限公司(CZN)を設立
中国市場への本格進出
2006年頃、オムロン上海の総経理・小林雪生氏から光学設計支援の要請を受け、当初は短期滞在による設計支援で対応していたが、現地での生産供給を求められた。
ナルックスが中国に生産拠点を設けるのではなく、中国ローカル企業(岡桜)や台湾企業(玉晶)への委託生産で進めたものの、納期や価格など安定供給に不安要素があり、最終的には取引を解消した。
このような経緯により、中国に自社の生産拠点を設立することになった。 2008年6月からは、オムロン上海に近い華東地区を前提条件として拠点候補地の調査を開始した。藤沢博文氏(中部大学・難波先生の紹介)、許軍(復旦大学教授、藤沢氏の友人)の協力を得て、上海市内、南通、昆山、蘇州、無錫、常州、鎮江などを検討した。

常州政府からの企業誘致の説明を受け、交通利便性・賃金水準・日系企業からの評価(不二精機)などを踏まえ、10月に常州納楽科思光学有限公司を100%独資企業として設立した。ナルックス株式会社と国際工作機株式会社の合弁会社(資本金7,000万円)、また常州政府からの補助金も採択された。董事長に藤沢博文、総経理に北川清一郎、董事に北川貞次・許軍、監査に横井賢二が就任し、本格的な生産拠点としての体制を整えた。
2009年3月には常州市鐘楼区経済開発区に事務所と工場を開設し、10月にオムロン上海および中国政府関係者を招いた開所式を開催した。
2010年にはオムロン向け商品の量産を開始し、5月に常州生産品の初荷を出荷した。2011年には、売上670万元、営業利益56万元(為替12.35)を計上し、初の黒字化を達成した。
2013年には車載向けヘッドランプ用レンズの生産に伴い、工場の延床面積を2,000㎡から4,000㎡へ拡張し、同年にはナルックス100%出資の独資企業となった。2016年にスタンレー電気向け車載ヘッドランプレンズの量産を開始し、売上は1,470万元、営業利益は200万元(為替16.38)まで成長した。
2018年には、常州市鐘楼区西林街道富林路18号へ工場を移転し、延床面積を4,000㎡から8,000㎡へ拡張した。
車載向けヘッドランプ用レンズの増産体制をさらに強化し、中国拠点としての基盤を確固たるものにした。




































