【1986年】大阪工場を開設

微細加工と自動化技術の本格的な蓄積

 リレーケース(オムロン MYミニパワーリレーの部品)を生産していた東淀川区南江口の成形工場では、ナノマシンを設置する必要があり、工場1階を精密空調のきいた空間へと改修した。スペースがなくなってしまったので、1986年に本社隣接地(大阪市東淀川区南江口3丁目4番29号)

約1,320m²(約400坪)を購入し、延べ床面積約1,700m²の大阪工場を新設した。11月21日に竣工式を迎え、成形工場から大阪工場に成形部門を移設する。リレーケース製造は大阪工場へ移行し、DVD・コンパクトディスクが新たに加わり、蒸着が必要だったので1階で生産、2階で蒸着工程を行っていた。

 また、松下電子工業(現:パナソニック)より、CD・DVDのホログラム素子の開発依頼があり、微細加工を始めた。年間1,000万個以上を超える大量生産となり、高いシェアを獲得し、この大量生産をきっかけに自動機開発が大きく発展したのも大阪工場が起点である。他にもこの依頼を機にエッチングが始まった。(場所がないので、イオンビームエッチング装置を大阪大学に設置)
 さらに大阪工場ではfθレンズの試作も開始され、のちに本社を山崎へ移転する際には、NECのレーザープリンター開発との連携から本格量産へと発展する。現在のfθレンズ事業の原型が形づくられていった。
 大阪工場は2020年3月に閉鎖となったが、微細加工技術・蒸着技術・fθレンズ生産の原型を築いた拠点として、大きな役割を果たした。


※大阪工場(本社隣接地)

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