【1998年】新世紀の経営指針
会長の北川外三郎は、上記創立50周年記念式典の際に「21世紀に向かう当社の経営指針」について次の見解を示した。
[事業定義]
「光の未来を創造する業界ナンバーワンの企業を目指す」
創意工夫や新しい研究によって得た特徴ある独自技術の
商品を生み出し社会に貢献し、より高い環境の創造に邁進する。[経営理念]
「会社の繁栄と社員個人の幸福が常に一致する経営を行う」
社員および取引先にとって魅力あるナルックスとは、
どんな環境においても成長し続ける企業でなければならない。
[基本方針]
1、顧客第一主義
わが社の真の支配者はお客さまであり、お客さまこそわが社の命なのだ。
そのお客さまに向き合い、お客さまから学ぶ。
お客さまから必要とされる会社だけが繁栄できる。
総ての存在価値を他社よりも強く必要とされるように磨き上げなければ、生き続けることはできない。
これが大変革の時代に生き残る鉄則である。
2、利益を生むことが会社の目的である
付加価値を創出できなければ、企業の存在はありえない。
その利益の根源は、お客さまにどのような価値の何を提供するのか
について、他社との違いが明確な独自性にあり、これらは先端的な有力企業の経営に共通する特徴である。
人間の寿命には限りがあるが、会社は100年も200年も永久に続かなければならない。
そのためには、独自性を日々、年々刷新し続ける必要がある。
3、質づくり運動を進化させる
仕事の効率を高めるには、個人の能力、資質を高めるしかないから、
必達目標を設定し実行していく現行の質づくりを進化させてもらいたい。
ここでは、全社員が各自の立場で頭を使い、まず疑問を持って固定観念を打破するとともに、
既知の要素を新しく組み合わせ、より新たな創造を生み出すことが必要になる。
そのため
① 目的・目標を考える
② 目的を達成する方針を考える
③ 方針を達成する方策を考える
④ 方針を遂行するための組織体制を考える
という、思考の積み重ねが欠かせない。
メーカーの原点は工場、1円のコストダウンへの努力が、生き残るか否かを左右するのである。
4、市場の現実に的確対応
当社は、時々の成長市場へ参入することで生き残ってきた。
結果として到達した「光市場」は、様々な新市場を創造する産業の揺り篭になっているから、
自信をもって積極的に取り組んでいけばよい。
ただ様々な技術革新を突破口に、業種の垣根を超えて参入してくる企業も相次ぎ、競争条件は厳しく、進歩の早い高度技術の垣根も高い。
したがって常時加工高の規模に事業サイズを合わせること。
先端技術関連分野は好不調の波が大きく、上がる時はよいが落ちる時の業績の下げ幅も大きい。
これに対して在来技術分野は振れの幅が小さいというメリットもあるので、そのバランスを疎かにせず、経営の安定を図ることを忘れてはならない。




































