【1999年】過去最高の売上高を記録

世界的プロジェクト(すばる望遠鏡)への技術貢献

 世紀末が近づく1999年は、21世紀へ向けた布石の年である。
記念すべき本社移転もその一環であり、併せて低コスト企業体質、独自専門・固有技術の確立を図らなければならない。そこでこの年のキーワードに「自己改革」を掲げた。

 ハワイのマウナケア山頂(標高4,205m)に建設した国立天文台の天体望遠鏡「すばる」が、1999年1月に試験観測を開始、
2000年12月から本格運用に入ったが、当社はこれにマイクロレンズを提供し、この分野でデファクトスタンダードを確立する。
また短波長レーザーなど次世代マルチメディア適合プラスチック光学系の技術開発に着手した。

 1999年2月に幸先よくニュービジネス協議会(会長・高原慶一朗)からニュービジネス大賞新技術賞を受けた。また日本品質保証機構・JQAによる大阪工場のISO維持監査に合格、取引先企業の米国および東南アジア向け輸出拡大により、当社も操業度を上げる。
3月にレンズ形状に関するクレームが発生するが、工程管理の見直しで対処するとともに、休日ずれなどに伴う海外顧客の要請多様化にも、操業のタイムシェアリングで対応した。7月に野洲工場もISO9002認証を取得する。
12月には中小企業金融公庫の堤富男総裁に来社頂いた。
2000年1月1日のコンピュータ誤作動(Y2K)問題に対しては、年末年始に関係者が出勤して対策に当たったが、取引先を含めてトラブルは発生しなかった。
1995年から増勢に転じた売上高は1996年度に28億円、1997年度37億円と増加、1999年度の第30期決算で40億1,100万円と過去最高を記録する。

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