【2001年】ガラス精密プレス研究がスタート

研究から量産・事業化への確実な歩み

 2001年から親会社であるナルックスの研究開発部門として、ガラス精密プレスの研究が開始された。

当時、光学レンズは研磨が主流で、非球面レンズの量産は難しい状況だった。しかし、1980年代以降に注目され始めた熱プレス成形技術に可能性を見出し、プラスチックレンズでは対応できない耐紫外線・ハイパワーレーザー・低温度変動といった高度な要求に応えるべく、ガラス材料を用いた新技術の開発に挑戦した。この挑戦の中で、NEDO助成金を活用してガラスナノインプリンティング技術の開発に成功し、ガラスマイクロレンズアレイの事業化に繋がる重要な成果を獲得した。


 2004年に独自のガラス成形量産装置を開発し、精密成形技術の確立を加速した。他にもガラスマイクロレンズアレイの量産を開始し、研究フェーズから応用フェーズへと事業領域を大きく広げた。
 2011年には、研究開発段階から事業化ステージへ移行するため、ナルックスから分社化してNNI株式会社を設立した。以降、ガラス精密成形技術を軸に社会や顧客の課題解決に寄与し続けている。

※京都府木津川(山崎事業所移転前)

 2021年に事業の柱としてガラス精密成形技術をさらに磨き、今後も新分野に挑戦し続ける姿勢を示すため、社名を「ナルックス プレシジョンガラス株式会社」へ変更した。

社名には、ガラス精密成形技術を極め、事業の柱として拡大する決意と、今後も新分野に挑戦し続けるビジョンが込められている。社名変更は企業理念や成長戦略を明確にし、社会に自社の強みを示すための重要なステップだった。
 そして2024年にさらなる生産体制の強化と事業拡張に向け、山崎事業所へ移転し、これまで培った技術基盤をもとに精密ガラス成形の可能性をさらに広げる取り組みを進めている。

関連記事